白神焙煎炭焼珈琲は、地域から生まれた至高の一品。
炭は世界自然遺産「白神山地」に育てられたリンゴの剪定枝や地元の木炭を使用し、良質かつ安定的な炭の熱量は県内最大級の炭製造施設にて生産。
老舗の珈琲専門店による味づくりの技術が加わり、まろやかな白神山地の天然水で淹れたコーヒーは香り・味ともに一級品。
すべてにこだわり抜いた、極上の一杯をどうぞ。
炭焼焙煎とは、炭火の炎で珈琲豆を煎る専門店ならではの焙煎方法。遠赤外線効果で芯から火が入り柔らかくなった豆は、ふっくら仕上がり、香りがとても豊か。味にまろやかさがでて、コーヒー好きに長年愛されてきました。
現在国内でのコーヒー焙煎はガスバーナーが主流とされるなかで、炭焼焙煎は高い焙煎技術が求められること、炭の安定した供給が難しいことなどを理由に、炭焼焙煎で珈琲を提供する店は少ないとされています。
白神焙煎舎の炭焼焙煎は、味はもちろん炭づくりにもこだわり続けています。白神の豊かな恵みを材料に、手間ひまをかけた職人による技術が合わさり、ここだけにしかない一杯が完成するのです。
コーヒー焙煎に使用する炭作りにはリンゴの剪定枝などを使用し、すべて地域の産物を材料にしています。
西目屋村ではかつて林業や炭の製造が盛んで、「目屋炭」は地域の産業として人々の生活を支えていました。
火持ちが良く、火花を散らさない固い材質は、珈琲豆を煎るのに最適な木炭に。
時代とともに需要が減少していくと、その技術を受け継ぐ者も少なくなりましたが、日本古来の文化でもある炭の利用価値は近年再注目され、また需要も伸びています。
日本一の生産量を誇る青森県のリンゴ。
厳しい寒さを耐え抜き、毎年美味しい実をつけるリンゴの木は、冬の剪定作業により多くの枝が切り落とされます。
その剪定枝は燃焼性に優れた高品質の薪として生まれ変わり、ヨーロッパでは大切なお客様を迎えるときはリンゴの薪を焚くという文化があるほど重宝されています。
津軽でも昔から薪ストーブで利用され、畑仕事で冷え切った農家の体を暖めてきました。
土地の恵みを活用するその知恵と文化は、いかに地域にとってリンゴが誇りであり、大切にされてきたかを示す証。
地域のリンゴ農家に譲っていただいた貴重な剪定枝は、白神焙煎炭焼珈琲に欠かせない大事な素材です。
世界遺産・白神山地の水は、まろやかな口当たりの超軟水で雑味の少ないコーヒーに。
「天然のダム」といわれるほど保水力に優れた森に降る雨は、森林土壌がフィルターとなり、気の遠くなるほど長い時間をかけて地下に浸透。
不純物のない清らかな水は身体に優しく、飲み水としても人気の高い自然の恵みです。
美味しい水なくして、美味しいコーヒーは生まれない。
日本の珈琲文化が今日まで根強く広がったのは、自然豊かな島国で生まれた天然水が背景にあると考えます。
例えば白神山地の東に位置する弘前市は美味しい水とともにあり、自然と歴史が共存する「珈琲の街」としても有名です。